安産のために

お灸は身体に優しく、安産のためにお灸をします。お腹が大きくなると、横臥も難しいので、座った状態で、赤ちゃんに一番近いところ(腰部)にお灸をします。

三陰交などは5ヶ月頃からご自分でもお家でしていただけます。

お腹にいるときに安産のお灸をさせてもらって、元気に生まれてきた赤ちゃんです。

お灸をしたら、赤ちゃんが喜んで動くそうです。

私自身、3人出産していますが、その当時は鍼灸師ではなかったし、お灸で安産になるなんて知らなかったので、その効果を体験出来なくて残念です。

生まれたての赤ちゃんって、癒されますね。

 

逆子治療

逆子治療の方法には逆子体操などもありますが、お灸による逆子の矯正率は89%と言われています。

逆子のツボといえば、至陰と三陰交です。これまた、ご自分で家でもお灸をしていただき、治療院では知熱灸で刺激を与えます。やはり赤ちゃん、動くんですって。

逆子体操の場合、くるんとのもとに戻るようなのですが、お灸の場合、1日かけて、ゆっくり回転して戻るとのことです。お灸の力ってすごいですね。

 

 

実際に来院されて、成功した症例です。

29週から逆子治療を行ってきて、35週目の妊婦さんの3回目の治療。二日後の検診で逆子が治っていなければ、帝王切開の手術の手続きをしなくてはならないとのことでした。最後の奇跡を起こすチャンスなので、至陰のお灸をおまじないのように施灸しました。帝王切開はなんとか避けたいと思う気持ちが通じたのか、今日、逆子が治っていたと朗報が届きました。
妊婦さんの毎日の努力もあるでしょうし、鍼灸の効果かどうかは定かではないですが、本当に良かったです。
治療を開始する時期によって大きく変わるそうですが、某鍼灸院の経験データによると、28~30週で80~95%、31~32週で70%~80%、33~34週で50~70%、35週を過ぎると急激に確率が下がり50%以下になります。とあったので、最後のチャンスに祈りを込めました。最後まで諦めてはダメですね!