囲碁療法

当院では、健康増進のために鍼だけでなく、囲碁も打ちます。           

 

 

治療室には碁盤と碁石を置いています。

私は上級者ではありませんが、囲碁に興味をお持ちの方にはじめの一歩をお教えします。もちろん、無料です。

治療の続きにいかがですか?

 

 

 

 

囲碁療法の研究をされている飯塚あい先生の囲碁の認知機能への介入効果に関する論文がアクセプトされたとのこと。

American journal of Alzheimer's and Other Dementiasに掲載され、Pub Medでも見ることができます。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29345144/

 


囲碁療法とは

 

お灸が女性の間で広まり始めた頃に「お灸女子」という言葉もできたように、ちょっと前から若い女性に囲碁が広まり始め、「囲碁ガール」という言葉ができました。

囲碁ガールをターゲットに「碁的」というフリーペーパーもあり、当院にも置いています。

囲碁には様々な効果があることをご存知ですか?

良い影響があるのは身体だけではないのです。

「囲碁療法」とは「囲碁セラピー」ともいわれ、日々研究が進められています。

  1. 囲碁は広い視野を与えてくれる       囲碁を覚えると、仕事や実生活でも視野が広くなると言われています。          
  2. 囲碁はボケ防止に効果的          人間んお脳は、左脳で計算や暗記、右脳で空間認識を行っていると言われています。左脳右脳をバランスよく使うことが大切なのですが、左脳に偏っている人が多いそうです。そして、このバランスが崩れていることがボケる原因の一つと言われています。囲碁は以前から右脳を刺激するということで医学面でも注目されています。

 

 

鍼灸と囲碁

 

鍼灸も囲碁も中国に起因します。それゆえに、鍼灸と囲碁には共通点がいろいろあります。

囲碁が東洋医学的な考え方に通じるところがあるとわかると、ますます興味深いですよね。

  1. 陰陽(白黒)のおバランスをとること。碁盤が四角で、碁石が丸いこと
  2. 碁盤の交点(19路盤では19×19=361)、人体のツボ(WHOが定めている経穴数は361穴)、地球の自転(地球は1日に360°自転しているが、さらに太陽の周りを1日におよそ1°だけずれて公転しているため、その両方を足すと361°自転していることになる)はどれも「361」です。
  3. 囲碁も人体も「小宇宙」とみなして関連づける考え方があり、地球もまた宇宙の一部である。(囲碁は4分割し、春夏秋冬とされる)
  4. 経穴に要穴と言われる重要な場所があるように、碁盤にも星や小目など重要な場所があり、その時の状況に応じて、一番重要な経穴や着点が変化していく。
  5. 天元は中国の自然観のひとつで、万物成育の源である。天の元気。