宝田明さんとの思い出

宝田さんが急逝され、最後にお会いしたのはいつだったかと思い返しました。10年前に私のところに鍼灸治療に来られたのが最初の出会いでした。「科捜研の女」の撮影で京都に滞在中、京都は東映なので、知り合いがいなくてねえと

(ゴジラは東宝ですものね)、大阪の知人に京都の鍼灸院を探してもらったとのこと。その時はとても便利なところで、隠れ家的に完全予約制で治療をしていたので、探されたに違いいない。でも「女性専用です」とお断りもしたし、そもそも何故、私のところに電話がかかってきたのかとても不思議ですが、それがご縁なのですね。

治療中は、緊張しましたが、なんと言っても、紳士なのです。お話もステキでした。一番盛り上がったのは、私が一人で台湾に漢方薬を買いに行って、その時買ってきた健康茶をお出ししたのに感動されて、迎えに来られたお付きの方にそのように伝えてられました。

サインも送るからと言われ、ホントに立派な色紙を送ってくださいました。宝物です。

それ以来、大阪でミュージカルやコンサートをするたびに案内をいただき、毎年、12月のクリスマスコンサートには友達を誘っては行っていました。この2年間はコロナでクリスマスコンサートもなく、2019年はフィンランドと重なり行けず、2018年の12月が最後となりました。

ホントにステキで素晴らしい方でした。もうお目にかかれないと思うと残念でなりませんが、ステキな思い出をここに。